愛知県内を中心に障がい者・高齢者支援、福祉・介護・医療・教育事業を展開しています。

大上 万智子

STAFF VOICE Vol.023

JWCO総合情報誌『フクミル』タイアップ記事

2021年度入社、GRANY栄、大上万智子にリアルインタビュー!


辛い体験から学び、福祉の道へ

大上さんは令和2年9月にパートとして入社しアペロ・ヒューレで働き始め、キッチンでの業務を経てグラニーに配属。食に関する知識の豊富さや接客能力の高さが認められグラニー栄マルエイガレリア店の店長に抜擢されました。入社前に家族を襲った不幸や福祉との出会いなど、大上さんの人生の岐路とも言える当時のお話を伺いました。
「令和元年。息子の不登校、疎遠になっていた実母のガン告知から看取り、娘の交通事故と様々な出来事がありました。息子の不登校は、倉庫の中で私が出勤するのを待っていた息子をたまたま見つけて発覚。仕事重視の生活で息子の気持ちに気付けなかったことを悔やみ、息子との時間を取るために休職しました。母は末期ガンだったこともあり自宅療養を選択。娘は前方不注意の車に跳ねられ、通りすがりの方が救急車を呼んだ後に自宅に連絡してくださり、初めて心臓が止まる思いをしました。事故の後遺症で学校に行けなくなった娘と病気の母の2人のケアをするために実家での生活を選択。その間息子だけ自宅に置いてきてしまい、寂しい思いをさせてしまったことは、仕方がなかったとはいえ今も後悔が残っていますが、結果的にはこの時に心身共に成長してくれたと感じています。
 福祉との出会いは母の闘病中の訪問サービスでした。本人の希望で家で看取ることにしたのですが、水分も摂れなくなりいよいよ最期という頃、『意識は朦朧としていても聞こえているから声を掛けてあげてください』と看護師は私たち家族に言いながら、本人の枕元で『この点滴が吉と出るか凶と出るかわからない。覚悟してください』と、家族でもハッとするような事を平然と言っていて、本人は死ぬなんて思ってもいなかったと思うので不信感と憤りを覚えました。母はその後死を意識したのか1週間で呆気なく逝ってしまい、当時はもう二度と福祉サービスは利用しない。関わらない。と決めていました。でも友人からヘルパーステーションを立ち上げたいから力を貸してほしいと言われたことがきっかけでヘルパーの資格を取りに行きました。その時の授業で『介護とは個の尊厳を大切にし、お世話してあげるのではなく、介けて護るのが本来の介護の在り方』と教わり、介護の仕事の見方も変わりました」


グラニーができるまでのストーリーに感動。全ての考えが変わった

大上さんは資格を取る経緯で障がい者支援に興味を持ち、農業と福祉が一貫した施設を作りたいという夢を持ってJWCOに入社したとのこと。現在までの経験で感じたこと、今の夢を語っていただきました。
「福祉も教育も何も知らない状態でスタートし、グラニーのオープン作業が始まった頃からキッチンでグラノーラを焼いていました。私はキッチン専門だと思っていましたが、濵野代表に勧められ栄勤務へ。パートだった私が今では店長です。スタッフの皆さんやアルバイトの皆さんに支えていただき今があります。
 アペロ・ヒューレでお世話になっていた時から感じていましたが、JWCOはパートナーさん(利用者様)の問題を解決する方法をたくさんの方で話し合います。苦手な事ばかりに意識が向きがちな方も多い中、私達が簡単にできないことがスラスラできる方も多く、そんな特性を活かして働けます。パートナーさんの中にはステップアップしてアルバイトや社員になる。それを実現できる場所が本当にあるのです。グラニーにもアルバイトに移行した方がいて、他のパートナーさんの希望の光になっています。また、アルバイトのスタッフの中には子供の頃からの夢を持ちつつグラニーで勤務されている方もいます。健常者、障がい者などの隔たりなくバリアフリーなお店で夢と希望を叶える場所 = グラニー。そして、健康な体は食事から。食べたもので体はできます。スタッフ全員で、お客様だけでなくその方と繋がる大切な方の健康も見据えた提案をすることで、みんなが嬉しい・楽しい・美味しいと思っていただけるような笑顔があふれるお店にしていきたいです。
 また、1人の母親として、障がいを持つお子さんが希望を持って働ける場所があるということをお店で伝えていくことも私がここで働くことの役割だと思っています。何となく近くに来たから寄ってみた。グラニーがお客様のそんな心の拠り所となったら最高です」


StaffVoice リアルQ&A

●この仕事のやりがいは?

パートナーさんのいいところを見つけて伝えてあげることで曇っていた表情が一気に明るくなり、パートナーさんの自信ややりがいに繋げられること。

●仕事をする上で大切にしていることは?

感情的にならず客観的に相手の話を聞くことを意識しています。誰かがやるだろうと思わず、自分から主体になって動くことが大事だと思います。
また、若い力に頼ること。インスタの更新など、やらなきゃいけないのに手が回らない…そんな時に若い社員やアルバイトの子たちが「私たちでもできるよ」と声を上げてくれて、私の3倍速くらいでサクサクこなしてくれます。一人で抱え込まず苦手を受け入れて、得意な人に任せるようにしています。

●仕事上で難しいことや嬉しい瞬間は?

こだわりが強かったり、他人の言動を気にしてしまうパートナーさんも多く、声掛けなどが難しいと感じることもあります。悩みや問題に対して一緒に向き合い、相談しながら時間をかけて解決できたり、乗り越えた時はとても嬉しいです

●JWCOの良いところは?

困っている時、問題に直面した時に、会社全体で助け合うチーム力が凄いと思います。
個性豊かな方がたくさんいらっしゃる中で、全員が同じ方向を向いて進む時は無限の力を感じます。


ココで働いています!

STAFF NAME

大上 万智子 Oue Matiko

PROFILE

2021年入社。農福連携の福祉施設で働きたいと考えていた時、たまたま出掛けた健康セミナーでご一緒した方に『春夏秋冬』の笹山さんを紹介していただき今に至ります。

STAFF INTERVIEW 社員インタビュー

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