利用者様一人一人に誠実に、尊厳を持って接することが大切。

結婚前は事務職、現在大学生になるお子さんを出産してからは飲食店でパートをしていたという杉山さん。介護職に就いたのは人生の分岐点の一つだと語ってくれました。
「体験したことも経験したことも関わったこともない世界だったのでいろんな人と出会え、人との出会いも大切に思えるようになりました。生活がガラッと変わって、この仕事に就いてよかったですし、今が一番充実していると思って仕事をしています。
　入社当初は知識が何も無かったので、介護について知ろう・覚えようという一心でガムシャラでした。資格を取ることよりも介護に携わりたくて現場に専念していました。しかし利用者様と接するうちに知識が必要だなと思い始めたんです。病気とか、障がいのこととか、介護保険についてとか、専門知識でお役に立てればいいなと思い、１年ほど前から介護福祉士の勉強を始めました。無事に資格取得できた時、東郷店のスタッフみんなでサプライズケーキでお祝いしてくれたんです。それが本当に嬉しくて！ 日頃からスタッフのみんなに支えられています」
　スタッフ同士の仲が良く、とても良い環境で仕事ができているとのこと。では、この仕事はどんな人に向いているのか尋ねてみました。
「優しい人、明るい人、いつも笑顔で元気な人、人が好きな人、気配りができる人。気配りにおいては、現場で働くうちに意識できるようになると思いますが、利用者様の変化や表情などに気付くことは本当に大切です。また、おもてなしや喜んでもらうために頑張るという気持ちも大事だと思います。東郷店ではイベントでスタッフが仮装して化粧もして…結構体を張っています（笑） 普段あまり笑顔を見せない利用者様もお腹を抱えて笑ってくださるんです。最初はちょっと抵抗もあったのですが、喜んでもらえるのがすごく嬉しくて、せっかく来てくださった皆さんには笑顔で帰っていただきたいという思いで、今は全力でやっています！」
　楽しそうな東郷店の様子は、ＳＮＳや広報誌でも見ることができます。

StaffVoice リアルQ&A

●この仕事のやりがいは？

初めは元気が無くてあまり笑顔にならない利用者様が、どんどん笑顔が増え元気になったり、心を開いてくださったと感じた時はとても嬉しく、やりがいを感じます。

●仕事をする上で大切にしていることは？

利用者様の目線に立って話すように心掛けています。例えば、そわそわと何かしたいのにできない素振りが見られた時は必ず声を掛けます。普段から、何か別の作業をしている時でも利用者様を気にして様子を見るようにしています。

●仕事をする上で難しいと思うことは？

利用者様一人一人の生活や性格は違います。それぞれにこだわりがあり、そこに踏み込むのを戸惑うことがあります。でも正面から向き合って話すことで、時間がかかったりしますが、心を開いて変わってくださることもあります。